おはようございます。

今週の当番、おばちゃんです。1週間宜しくお願いします。



ここ静岡は、お茶の産地です。皆さんももう召し上がったと思いますが、今はおいしい新茶がいただけます。

茶畑では、一番茶も終わりに番茶に備えているころでしょう。


県立美術館に向かう坂の途中に、静岡茶を全国に知らしめた優良品種「やぶきた」の原樹(母樹)があるのを

ご存知でしょうか。

原樹は、枝の一本一本が太くいかにも力強い木です。

枝分かれした先には、やわらかそうな葉も見えますが、萌黄やさみどりの明るさというよりも、もっと濃厚で

味わい深そうな色合いに映りました。


この「やぶきた」は、数々の育種試験を行って1908年に発見された原樹です。

たまたま竹薮を開拓した試験園の北側で見つかったことから「やぶきた」の名がついたそうです。


それから100年、樹勢、品質で群を抜く「やぶきた」は今でも、これに勝る品種なしと、全国の茶生産地でも

主役を担っています。


例年行われる、新茶市場でも最高値を記録したのは、もちろん「やぶきた」です。

生産者いわく、良いものはひとつかみすると重みを感じるのだそうです。

育てるこつは、無理をしないことだそうです。

新芽を摘んだ後は、大きく刈り込んで来年に備える、樹勢のまま自然に伸ばすのが一番ということでしょう。


その最高値をつけたお茶より、さらに上回る農水大臣賞を受けたのが、妻のまつえさんでした。

「お茶の木は、手をかければかけるほど答えてくれる」そうです。


今の世の中は、とても便利になり面倒なことは嫌がられます。

衣も食も住も、手のかかる面倒なことは機械や海外へ。

手をかけてこそ育てられる文化や技術は、是非とも残していきたいと思うのです。

手をかけることが価値のあること、人と人のつながりもそうでありたいですね。