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大瀬崎フォトグラフィー



過去の記事

11月 2006 の記事です。

06/11/29: フォト00121


60mmマクロ 1/60 f16 YS-50+YS-30 RVP100

外海では 場所によりダイビングエリアにも「刺し網」と呼ばれる魚網が海底に投入されているときがあります。水底から2mぐらいの高さにあわせ 比較的 目の大きな網が50m以上に渡って設置されます。この刺し網は、小型の魚達は網の目を容易に通り抜けられますが 体長20cmを超える大柄な魚ですと 一度体の一部が網に引っかかってしまうと 逃れるためにもがけばもがくほど 余計 網に絡まり 捕らえられてしまう、という仕組みの漁法です。
今回の写真は 柵下に刺し網が投網されたときのもの。刺し網にダイバーが近寄ることは非常に危険で ガイド時では避けて通る箇所ですが この時は一人だったため 網に掛かった魚達をワイドレンズとマクロレンズの両方で捉えてみることに。捕えられた魚達は 懸命にもがき 逃げようとするため 場所によっては砂の嵐になることも。撮影したブダイ、マクロレンズを通して表情を見てみると 死を感じたのか 眼を剥き出しにし、頑丈な歯でロープを噛み千切ろうと必死でした。ファインダーで表情を見ていると その凄みのある顔つきに 自分自身チョット ビビリながらの撮影でした。
加藤 智

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06/11/26: フォト00120


105mmマクロ 1/60 f16 YS-30x2 RVP100

一年を通じてウミシダの中に コマチガニやコマチコシオリエビが観察できるのですが 彼らはウミシダの奥深く もしくは裏側に居座っているため撮影は非常に困難、ガイドしていてお客さんに指示棒で居場所を示しても 瞬時にチョコチョコ動き回り 上手く影に隠れてしまって観察するにも手を焼く生物たちです。秋になると5mm程度のチビ達がウミシダで見られるようになるのですが このときは何故か奥深くではなく 葉脈のような部分で見られることが多いです。
今回アップした写真の撮影時は ウミシダヤドリエビを探していたときのものですが 結構大型のコマチコシオリエビが葉脈のような部分でたたずんでいる光景を発見、遠目でみても直ぐわかるくらいミスマッチなシーンでしたが いつもてこずっているウミシダとコマチコシオリエビの組み合わせを撮るには絶好のシャンスだったので 夢中で撮影しちゃいました。赤い羽根募金に使われる羽のようなウミシダの一部分を対角線に配置して メインのコマチ君が「日の丸構図」にならないように ファインダーの中で左にずらして撮影しています。
加藤 智


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06/11/21: フォト00119


105mmマクロ 1/60 f8 YS-30 プロビア100F

先週から外海で なんとも可愛らしい イロイザリウオの幼魚が発見されました。他店のスタッフさんが この時季からボチボチ見つかりだす クマドリイザリウオを探していた矢先に見つけられたようです。イザリウオは全般的に幼魚のステージですと 頭でっかちでお目々クリクリのファニーフェイス、見ているだけで ほのぼの癒される人気の生物です。先週末は外海に行けなかったので 今日が初対面だったのですが チビチャンにもかかわらず エスカをブンブン振り回し 近くにいた獲物に飛びつくシーンも観察できました。今後も不動の人気が予想されるイロイザリウオ君、暫く居つづけてくれる事を願うばかりです。
今回アップした写真は 数年前に一本松のザラカイメンで見られていた イロ or オオモンイザリウオのチビ。このときも人気集中だったため イザリとザラカイメンは日中 いつも砂まみれ、朝一番でないと なかなか思うような写真が撮れず、苦労させられました。このときは「ザラカイメンの影からピョッコリ顔を出しているイザリ君」といった感じになるようなフレーミングで構図を演出してみました。また いつもカメラの両サイドからの2灯でストロボを使用しているのですが 写真のようなフレーミングですと ザラカイメンに光がまともに当たってしまい イザリウオの顔に思うように光が回らないかも ということで ストロボアームをステーから外し 1灯のみのトップライトで撮影しています。 
加藤 智

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06/11/17: フォト00118


105mmマクロ 1/60 f16 YS-30x2 プロビア100F
 
自分の場合 潜り終わる頃にフィルムが中途半端にあまっていると 自然とソフトコーラルの中の生物を探してしまいます。ごく普通種では オルトマンワラエビや貝の仲間、秋のこの時季ですと アカスジカクレエビやウミタケハゼといった生物達は エキジット間際の格好の被写体です。また ソフトコーラルの中に クダゴンベ、ハナタツ、ニシキフウライウオ等の珍種と呼ばれる生物を見つけてしまうと狂気乱舞状態、無心でファインダーを覗き シャッター音がとても心地よく感じられたときは フィルム上がりの出来が良い場合が多いです。
今回アップした写真は 柵下のトゲトサカに潜んでいたアミメハギを撮影したもの。このときもフィルムが余ったので トサカの中を物色してこの被写体を見つけたのですが、残圧も少なくなり やっつけでシャッターを押していたせいか フィルム上がりを見ても 柵下のどの辺りで写真を撮ったのかが記憶にありません。でも 何気なく撮った割りには 構図が決まっているかなぁ と思う写真で アミメハギの正面顔もなかなか愛らしく 自己満足大の写真に仕上がってくれました。
加藤 智

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06/11/14: フォト00117


60mmマクロ 1/60 f22 YS-50+YS-30 RVP100

ごく当たり前に見られる普通種でも その生物がもつ独特の特徴をファインダーを通して切り抜いてみると 新たな発見をしてみたり 人とは違った視点で創られた写真が出来上がるものです。そういった視点で生物を見れるようになると 一本のダイビングで あまり思うように写真に撮れなかったとしても 浅場に戻って安全停止 もしくは減圧停止の際に じっくり普通種を観察するのが苦にならず 有意義な時間を過ごすことが出来ます。
今回アップした写真は セミホウボウ幼魚の鰭の部分を切り抜いたものです。このセミホウボウ君、昼間はかなり動き回り なかなか手におえない感があったので、眠りにつく夜に鰭全開のクローズアップを撮ろうと意気込んで潜ってみたのですが 鰭は6割ぐらいしか開いておらず いまいち中途半端、ですがファインダーを覗いてみると ヒョウのような ライオンのような いわゆるネコ科の顔(タイガーマスク?)に見えたので 夢中になってシャッターを押しまくりました。ターゲットライトやストロボ光を時折嫌がり 鰭を開いたり閉じたりして撮影はてこずりましたが イメージ通りに仕上がってくれたので満足、満足といった感じです。
加藤 智
  

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06/11/11: フォト00116


17-35mm 1/60 f8 SB-105x2 プロビア100F

最近アップした写真がマクロばかりのため 青い水中の雰囲気が感じられなかったので 今回は久々にワイドレンズで撮影した絵を載せてみました。というのも先日湾内に大型のエビクラゲが現れ ひさしぶりにテンション高く撮影できたので 種類は違えど クラゲをアップしようということで この写真をセレクトした次第です。外海に潜った時に撮ったものですが 減圧中だったため 上下に浮き沈みするクラゲにかなりてこずりました。小型のクラゲだったのですが触手が長く それをかわしながらの撮影で クラゲの触手と傘のバランスの配分が難しく ファインダーを覗きながら悪戦苦闘状態でした。また 太陽を入れ込んでも 撮影中なんとなく画面に物足りなさを感じたため あえて自分の吐き出すエアーも入れてみました。
加藤 智


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06/11/08: フォト00115


105mmマクロ 1/60 f16 YS-30x2 RVP100

普通種をこよなく愛するダイバーにとって ネタの多いこの時季は 人のいないエリアを選択でき 水中で邪魔されず 有意義に撮影できるシーズンのようです といっても過言ではないでしょう。経験豊富なダイバーであればあるほど 人の居ないエリアに足を運ぶ傾向が見られ、行列が出来る生物の撮影をするときも 早朝であったり お昼時 もしくはナイトで撮影と 人の少ない時間帯を選んで潜るようです。
今回アップした写真は 先端のザラカイメンの中で見られた いたって普通種のウツボorコケウツボの幼魚を撮影したものです。このときは まだスタッフではない頃で、当店常連のO角さんと ザラカイメンに居た体長25cm程の BIGなオオモンイザリウオを撮る目的で一緒に潜ったときに撮影しました。この被写体、潜って直ぐに見つけたのですが なかなか穴から顔を出してくれず 苦労させられました。穴に引っ込みながらも 生意気に口を開けて威嚇していたので ゆっくり時間をかけ、穴から徐々に顔を出して 口をあけ威嚇する瞬間が撮れるまで粘ってみました。さほど深場ではなかったので 時間にして30分ほどレンズを向け にらめっこ状態が続いたのですが 一緒に潜ったO角さんは 潜って直ぐの場所から30分も動かず撮影していたので さぞかし珍しいものでも撮っているのだろうと かなり気になったようで、浮上後直ぐに何を撮っていたか聞かれたのですが「ウツボの幼魚。」と答えると 呆れられてしまいました。
加藤 智

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06/11/05: フォト00114


105mmマクロ 1/60 f16 YS-30x2 RVP100

もうそろそろ イソコンペイトウガニが出てきてもいいのになぁ、ということで 湾内のアーチロープに着生しているウミトサカを念入りに探しているのですが ウミトサカの中で見られるカニの仲間は マルタマオウギガニばかりで イソコンは今シーズン いまだに見つけられずにいます。年により見られる個体数にバラツキがあるのと イソコンの宿主で 湾内のアーチロープに着生しているウミトサカの数が減っているのも見つけられなくなっている原因の一つかなぁと感じています。
また 冬場の寒くなる時季では プランクトンの数も少なくなるため 多くプランクトンを摂取しようと サンゴの仲間である ウミトサカのポリプが全開、という時が温かいシーズンより多いような感じをうけます。今回アップした写真は3年前 冬場のナイトで撮影したもので まさにポリプ全開の中に潜む イソコンペイトウガニを捉えたものです。このときは中層に浮きながらの撮影だったため ポート先端がトサカにあたってしまうこともあったのですが 閉じてしまったポリプはすぐさま開き 常に全開状態で撮影できました。
加藤 智


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06/11/01: フォト00113


105mmマクロ 1/60 f11半 YS-30x2 プロビア100F

写真は 文章で語ることなく、写真そのもので見てもらう側に撮影者のメッセージを伝える という事が一番の理想なのですが 今回アップした写真は 多少のキャプションがないと伝わりにくい絵なので 状況説明を書くことにしました。
今回の写真は 夏場にサツマカサゴが繁殖をするシーズンに撮影したもので、ナイトランデブーに備えているペアのサツマカサゴを探していたところ 単体でいたサツマカサゴの口元に一本の棒のようなものが付いているのを発見、良く見るとタツノイトコでした。見た瞬間は「あっ、捕食シーン!」と思い タツノイトコが サツマカサゴに一飲みにされてしまう前に激写せねば、とカメラを構えたところ まったく飲み込もうとする気配はなく お互いにまったりしているように見えるほど どちらも殆ど動かない状態でした。どうやら どちらも「獲物」「捕食者」ということが判っておらず「のんびりできる石?」「都合よくカムフラージュできる木の枝?」ぐらいの感覚だったようです。
また、今回はサツマカサゴの目を撮影時にあえてフレームアウトさせています。理由としては サツマカサゴの目玉を画面に取り込んでしまうと どうしてもタツノイトコが 捕食者であるサツマカサゴの口元に尾を掛けてたたずんでいる というメッセージがかすれてしまい サツマカサゴの顔写真というイメージが強くなってしまうのを避けたためです。 
加藤 智

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