警視庁新宿署は22日までに、男性ホストの自宅で現金約100万円や貴金属を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の疑いで住所、職業不詳西川菜々容疑者(25)と新宿区の無職長野芹菜容疑者(22)を逮捕した。逮捕日は21日。

周辺では、昨年11月からホストの自宅で発生した窃盗事件が今回の事件を含めて5件発生しており、そのうち数件で若い2人の女性が、現場の防犯カメラの映像に映り込んでいた。そのことから、同署は3人の美人姉妹が組む怪盗団を描いた漫画家北条司氏の人気作を引き合いに「令和のキャッツ・アイ」と呼んで、その行方を追っていた。映像を分析した結果、映っていたのは西川、長野両容疑者で、幾つかの現場には2人が関与したとみられる証拠も残っていた。事件5件の被害額は約3000万円に上り、新宿署は2人が面識のある歌舞伎町のホストを狙ったとみて調べを進めている。

逮捕容疑は、昨年11月10日午後9時49分から同10時49分までの間に、新宿区北新宿のマンション内の、ホストが住む1室に忍び込み、現金約104万円とネックレス2本ほか2点の貴金属、合計で時価140万円相当を盗んだ疑い。同署によると、2人は貴金属を盗んだことは認めた一方、現金に関しては「盗んでいない」「20万円くらい盗んだ」と一部、容疑を否認していたが、22日夕方の段階で「100万円、盗みました」と自供し、容疑を認めている。

捜査関係者によると、西川容疑者は被害者のホストと1年前にSNSで知り合ったという。そして実際に会うようになり、近しい関係になって受け取った合カギを利用して犯行に及んだという。同容疑者は、ホストに常連客になることをほのめかすような言動を行って近づいたもようだが、事件当時、ホストと客の関係には至っておらず、ホストに金品を貢ぐことなどもしていなかったという。

西川容疑者と長野容疑者は、4年前にホストクラブで客同士として知り合ったといい、取り調べにも「ホストクラブ通いが趣味」と答えているという。逮捕容疑となった以外の窃盗事件の中には、両容疑者とホストが客とホストの関係になっている事案もあるという。ただ、2人はホストに対して恋愛感情などがなかったもようで、捜査関係者は、取材に「人気ホストは金品を持っており、2人は羽振りが良さそうなホストに狙いを付けていたのでは?」と説明。犯行の目的は、ホストに貢いだ金品などの回収ではなく、あくまで金品を盗むことだったとの見方を示した。

また、防犯カメラに映り込んでいた2人は、変装や扮装(ふんそう)をしたり、本家キャッツ・アイが着用するレオタードなどは着ておらず、捜査関係者は「変装や動きやすい格好ではなく、普通の格好でした」と明かした。【村上幸将】
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日刊スポーツ1/22(水) 18:41配信 より引用

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