■虚証、実証とは広義の質的過不足を表します。
・虚証…不足、虚弱を示し、病因に対して「抵抗する基礎がない」
 患部-軟弱、無力 
 体質-骨細、きゃしゃ、筋肉柔らか、軟弱、なで肩、ヤセ、腹壁が薄く緊張、食欲がない、
     ゆっくりした食事、空腹時の脱力感、甘いものを好む、持久力がない、軟下痢
 補剤-虚を補正するための薬物(人参、当帰、地黄、山薬、大ソウ等)

・実証…過剰、充実を示し、病因に対して「抵抗する基礎がある」
 患部-堅実、充実
 体質-骨太、がっちり、筋肉質、固太り、猪首、関節が太い、腹筋が厚く固い、太鼓腹、食欲旺盛、
     大食、速い食事、空腹に耐えられる、甘みを好まず苦味に平気、持久力がある、便秘
 寫剤-実を補正するための薬物(大黄、牡丹皮、桃仁等)

■寒証、熱証とは状態を表現します。
・熱証…発熱や炎症、機能亢進の状態で反応性が高くあるいは基礎代謝の亢進等による自覚症状と
     してのぼせ、熱感のある状態を意味し、病因に対して「抵抗している」
 寒剤-石膏、薄荷、黄連、黄ゴン、柴胡など
・寒証…低体温状態や機能低下の状態で反応性が低くあるいは基礎代謝の低下等による自覚症状と
     しての冷感のある状態で、病因に対しては「抵抗していない」
 温剤-ブシ、乾姜、麻黄、桂皮、大ソウなど