道警の警察官らが昨年7月、安倍晋三首相の参院選街頭演説中に批判の声を上げるなどした市民を排除した問題で、違法に排除したとして、特別公務員職権乱用と特別公務員暴行陵虐の疑いで告訴された警察官5人について、札幌地検は26日、いずれも「罪とならない」と判断して不起訴処分とした。告訴した市民側は不服とし、来週にも札幌検察審査会への審査申し立てなどを行う方針。

 警察官5人は昨年7月15日、JR札幌駅前の演説会場で、首相に「増税反対」などと叫んだ札幌市北区の団体職員女性(24)を腕や肩をつかむなどの暴行を加えて移動させたとして、4月に女性から告訴された。

 地検は「次席検事が不在で対応できない」として取材に応じていないが、警察官の行為が警察官職務執行法(警職法)が認める職務の範囲内と判断したとみられる。地検は同様に排除されたなどとする同市北区の団体職員大杉雅栄さん(32)らの告訴、告発も2月に不起訴としていた。

 道警は取材に対し「地検の処分内容を把握しておらずコメントできない」と回答。女性は「映像などの証拠もあり、犯罪の成立は明らか。きちんと捜査してほしい」と話した。女性側は札幌検察審査会に審査を申し立てるとともに、公判開始を求め札幌地裁に付審判請求も行う予定。女性と大杉さんは排除で苦痛を受けたとし、それぞれ道に330万円の損害賠償を求める訴訟も札幌地裁に起こしている。(角田悠馬)
https://www.hokkaido...
北海道新聞(06/27 05:00 )より引用

行政書士田中綜合法務事務所