待望の町田康の新作「宿屋めぐり」を読了
前作の「告白」が05年だったから待ち遠しい
どころか思わずギュッとこの小説を抱きしめて
トゥナイトて感じで読んじゃいました。

主の命により大権現へ大刀を奉納すべく旅をする
鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に呑まれ、
「偽」の世界にはまりこむ。嘘と偽善に憤り
真実を求めながら、いつしか自ら嘘にまみれてゆく
彦名の壮絶な道中。
その苦行の果てに待ち受けるものは・・・・

600ページにもおよぶ長編でしたが、
やっぱ町田康ってすごい!!!!!!!!!!
今回もご都合主義しかも人の道に外れた男が
主人公の話で、町田康の文体自体も相変わらず
破天荒ですが、訳も無く重たく、しかも深い内容です。
そして、なぜか感動してしまうところがこの作者の
すごい魅力だとおもいます。

嘘、偽り、悪行は尽きない。今度こそ生まれ変わったら、
正しい道を歩んで行きたいと思っていても
滅び行く道は輪廻転生してもつきまとっていく。
せめて言い訳の無い人生を歩むことができたらいいなと思う
部長でした・・・・