先日ふとした書店で「プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!」と言う本を立ち読みし、あまりにも面白かったので購入しました。今月の平電機新聞はこの本について書いてみたいと思います。



昔、アメリカン・ドリームと言った言葉がありました。実力次第で成功をおさめることができる国、アメリカで無一文からスタートし、成功した人々は多数いるでしょう。しかし、国として成熟したアメリカでは最近アメリカン・ドリームと言った言葉は聞きません。

では、未だに急成長している中国はいかがでしょうか?確かに中国はものすごい勢いで伸びていきますが外国人が無一文で成功するチャイナ・ドリームは一般的ではないかもしれません。

今はどの国にドリームがあるか?それはアフリカなのかもしれないと、「プータロー、アフリカで300億円、稼ぐ!」を読み思いました。この本は41社のグループ企業のトップまでのぼりつめた石川直貴社長が自分がアフリカで成功するまでを書いた実話です。



この石川氏は今現在31歳とまだ非常に若く、この本を書いた時は29歳と30歳前だったそうです。そんな若い人がどうやって成功したのでしょうか?

まず、石川氏は沖縄のそんな裕福な家に生まれたのでない人でした。高校までは地元に進学し、将来は公務員にでもなって歴史を研究したいと考えていたそうです。しかし、経済的な理由から日本の大学にはいかず、韓国の大学へ進学しました。

韓国の大学は世界中からいろいろな留学生が来ていて、学校の事業以外からいろいろな事を学んだそうです。ある日、アフリカからの留学生が韓国の中古車(現代)を6万円で購入し、それを本国に送ったところ5倍以上で売れたと言った事をきっかけに、大学に在学中でありながら本格的にビジネスをやろうと考えました。

怖いもの知らずの若者たちが数人集まり、なんと自分たちの大学の授業料100万円を元手にアフリカのアンゴラへ中古車を輸出することを考えます。アフリカのアンゴラからの留学生のお父さんが日本で言う警視総監だったため、必ずうまく行くと考えビジネスをスタートさせました。



しかし、現実は苦難の連続で当初は韓国で中古車を購入してから3週間後には中古車の代金が入ってくるはずだったのが、運送がうまく行かなかったりして授業料未納で大学を退学させられそうになるリスクまで背負い込みました。簡単ではなかったのですが、何とか100万円の元手が320万円になり、これはいけると踏んで在学中に輸出を繰り返し、3000万円の利益を上げたそうです。

在学中のこのビジネスはうまく行きましたが、当然ライバル会社も増えてきておいしい仕事ではなくなったので、アンゴラへの中古車ビジネスは大学卒業と同時に辞めました。

韓国の大学を卒業し日本に戻ってからは仕事につかず、2年くらいブラブラしていたそうです。つまりプータローですね。そのころ韓国の大学の同級生と企業する事を思い立ち、またアフリカ相手に今度は日本の中古車を売るビジネスを始めるのです。

場所はタンザニアと言う東アフリカの国を選びました。特に今回は協力なコネ(在学中のビジネスのように警視総監の息子など)があったわけではないのですが、アフリカの文化例えば北アフリカはイスラム圏で外国人が成功するのは難しいとか、西アフリカの車は左ハンドルとかなどの文化的要素を考慮し、消去法でタンザニアに決めたようです。

タンザニアは在学中のビジネスと違い非常に苦労したようです。手持ちの金が4万円しかなくなり、もうだめかもしれないとあきらめた時に知り合いや友人から助けてもらい、何とかビジネスを軌道に乗せたそうです。その後いろいろな人と出会い、助けられながら今では年商300億円のグループの総帥となり大手企業がアフリカに進出する時は常に話がくるまでになっているそうです。

この本を読んで私が感じたことは、人生は「トライ・アンド・エラー」で行く事が大事だと思いました。アフリカでビジネスをすると言うことはどんなに日本で情報を集めても時間と金の無駄だと石川氏は言っています。まず行動してみる、そして失敗したら臨機応変に対応する。日本でのビジネスも同じではないでしょうか?失敗を恐れていては何もできません。まずは行動する。人生の教訓にしたいです。