夢にみると縁起がいいとされるものを並べたことわざ 『一富士 二鷹 三なすび」

これは徳川家康が、隠居し駿府で暮らす理由を聞かれ、答えたものがそのままことわざとして残ったものだそうです。

駿河の国には、日本一の富士山がある、これは名山だからいくら見てもみあきるということはない。

二つ目の鷹、これは鷹狩りで山や里を歩き回るので、運動になるし民情視察にもなり良い。

さて、三つ目のなすびですが、駿府はなすびの産地だったようです。

一富士 二鷹 まではうなづけますが、茄子は知りませんでした。

茄子は日本でも古くから栽培されていたようです。家康が食べた茄子は、たいへん貴重な品で 一個一両もする絶品

だったようです。

「折戸なす」という、今みなれている茄子とは少しちがうようです。この茄子を、地元の人たちが復元させました。

数年前、国の研究機関が「折戸なす」の種を保存していることを知り、取り寄せたことがきっかけではじめられました。

静岡市清水区の折戸が、その産地です。

地元の人たちにより、復活した茄子は野球ボールより少し小さい丸茄子で、手にもつと中身がぎゅーっと詰まっていて

重みがあります。

天ぷらや田楽にして食べますが、ほのかな甘味とやわらかな食感で、家康も口にしたと思うとまた格別の味わいです。

静岡にはそうした各地域の特産があり、地区の人々が、自慢の品にみがきをかけてきたのでしょう。

「折戸なす」もそうした、地域づくりに一役かっていると知ったら、家康も本望ではないでしょうか。

お茶 みかん そして茄子、海のものにも恵まれほんとうに豊かな所だと思います。

県内でも、過疎がすすんでいるところもあります。そうした、自慢の特産で地域の人たちのつながりが深まり活性化

できたらよいと思います。

長い間、作り続けられ受け継がれてきたものに、温かさや魅力を感じるのは、歳ばかりではないように思います。

一富士 二鷹 三なすび、四つ目は自分のところの名産にしましょうか。