お兄ちゃんの車にとりあえずの荷物を積んだ。

ふとん、テレビ、洋服、小物類・・・

あんまり持っていかなかった。だって寮に入ると聞いていたから・・・

寮!??

俺はいったいどんなところに住むんだ・・・

着いた場所は僕らオーディションに受かった人間以外にもたくさん人が住んでいた。水族館の職員さんだけでなく、同じグループの鉄道会社の人や、ドライブインに勤めている人も住んでいた。

いったい誰が合格したんだ。何人合格したんだ。
伊豆に来るまで何もわからない状態だった。

僕の部屋の前に名札があった。

「瀬尾」「野田」

のだ!?????

おい!相部屋かよ!
さっそく意表を疲れたぜ!でも部屋にはだれもいない・・・のだって・・・

いったい、何者な・・・のだ・・・これは余計な書き込みだった(反省)

ううん!??待てよ。NSC組にいたよ!野田が!
たしか僕がいたのはAコース。野田はDコースだったな。
一回だけネタ見たことあったけど、たしかコンビ組んでいたよな。
ベストポジションの野田だ。
解散して、野田じゃない方の男はそのあと5人組のメンバーで一緒に活動していたもんな。
おお!野田だ。わかったわかった。

軽い自己満足が終わる。
管理人さんにきいたら野田は3日後くらいに来るそうだ。
まあ、それまでは俺の部屋だ。まさに三日天下・・・

さっそくバスに乗って、水族館に行ってみた。
バスに乗る前に1人の男に声をかけられた。

「一緒に行きませんか!」

合格者だ。名前を村松民平というそうだ。
みんぺい・・・面白い名前なので、芸名ですかときいてしまった。
本名だった。さっそく失礼な僕。きいたら年が三つ上だった。

伊豆三津シーパラダイス。

ここだ!

なんかワクワクした。
僕の生まれた栃木県は海がない。
だから海を見るとうれしくなる。しかも魚は大好きだ!
入ってぐるりとまわったら結構広かった。
うれしくてうれしくてたまらない僕は、海の水をなめた。
それをみていた民平はどう思っていたのだろうか・・・

とりあえず水族館の人に挨拶を済ませた。
僕らより少し早く合格者の女の子2人が挨拶に来たよとのことだった。
全部で5人が合格だよと教えてもらった。

その5人の中の女の子の1人が今の相方。カズ&アイのアイさんだ。
当時はまだ60キロしかなかった(笑)
それが今では・・・おっと!このブログ。アイさんはたまにチェックしているんだった。口がすべるところだったぜ!

もうひとりの女の子はきれいなすらっとした女の子。名前はひとみさん。
年は僕より2つ上。アイさんはNSCで同じAコースだったし、
NSCでも結構目立っていたので年齢は知っていた。僕より上だ。

残るは野田だ!

年下、もしくは同級生であってほしい・・・


しかし!!2日後、僕の部屋にきた野田勝城(カツキ)は
僕より2つ上だった。


一番年下じゃん!


そしてこのあと、3年間の伊豆の寮生活の中で、
いくどもなくバトルが起きる。

カズVSカツキは寮でとっくみあいのケンカになる。
アイVSカツキは伊豆長岡駅で4時間怒鳴りあいの大喧嘩。
時にはメンバー全員で話し合いが始まり、終わらず、
全員寝ないで、水族館へ行ったこともあった。
みんなで駅前のロータリーで稽古をしていて、
熱くなりすぎてしまい、警察の方が注意に来ることもあった。
また、ロータリーで稽古中に暴走族に囲まれて、ネタを見せて、
めっちゃ受けて、仲良くなったこともあった。

とにかく3年間、この寮でいろんなことがあった。
女を連れ込むメンバーもいた。
寮に女性を連れ込んではいけないので、名前は伏せておきますのだ。

あ、やべ!(笑)


シーパラダイス1年目が一番大変でした。
僕らが一番はじめにしたことは、ネタを作ることでも、笑わせることでもなく、アシカの調教だったからです。


つづく・・・