簡単にいえば単なるオーバーワークでしょうね。

おそらく多くの治療家・トレーナーは、
「直前なのに、なんで棄権する程までやっちゃうかね」と
誰もが思ったと思います。

そうなんです。

第三者から客観的にみると、皆そう思うし、そう言うと思います。

だけど現実にやりすぎてしまう・・・。
また、出場した選手の中にも途中棄権した人もいましたね。
なんでも元々足に痛みを抱えていたと・・・。

「痛み」というのを、多くの人は案外簡単にとらえていたりします。

・このくらいならもう少し様子見よう。
・まだ医療機関行くほどでもないな。
・いろいろ忙しいし。

皆自分本位な診断にもとづいてるのがわかりますよね。

ところが我々治療側からすると、
・もっと早く来てればこんなに悪くせずにすんだのに。
・もっと早く来てれば早く治せたのに。
・早く治せてれば、お金もかからないのに。

といつも思うのです。
そうです。い・つ・も思ってるのです。

ここに患者側と治療家側との温度差があるわけです。

じゃいつも思ってるのなら言えばいい?

ええ、言うときもありますが言ってもこれがなかなか理解されないのが現実なんです。

だって理解されてれば皆さん、とっくに来てるはずですから。そうですよね?

ところが現実は来ないのです。
よっぽど悪くならなければ・・・。

悲しいですがこれが現実なんです。

だからオリンピック出場権利を得たのに、出場直前になって断念とか、出場しても途中棄権などという結果を生み出すのです。

しかしことオリンピックは、選手もコーチも巻き込んでそういう判断とかを狂わせるものなのかもしれません。
だから何が起きるかわからない面も持ち合わせているのでしょう。

だから一概には責め切れないですね。
本人が一番わかってることでもあるでしょうから。

振り返って、健康とかダイエットはそこまで緊張するものではないから、気楽に出来るものではあります。

が!

それゆえにあまりにも短絡的に取り組みすぎてしまうので、落とし穴に落ちてしまう危険性をはらんでいます。知ってました?

だから無理したり、何かがんばらなくてはいけなかったり、何かことさら制限したりというのはお勧めしません。当院は。

その結果例えうまくいったとしても体は素直に反応しますよ。

そういうものなのです。体とは。

今回のマラソン選手出場断念・及び途中棄権のニュースをみて、無理してまでやる意味のなさを痛感したのは私だけでしょうか・・・。

出るなら痛みを完全に取り除いてから出て欲しかった。
メダルを取りたいがために、直前まで痛みをこらえて、追い込みなどして欲しくなかった。

だって待ってた結果がこれだもの。

まあ、言うはやすし。行なうは難し。ですから
もうやめときますね。